今日も元気につぶやこう。最新号 (vol.68) を振り返り、ご購入いただいた方々と記事への想いを共有したい。もちろん買っていない方々にはゲットしていただきたい。と、いやらしくしつこい僕だ。仕方ないさあ、巳年だからね。では~っ、大編集後記にいってみよう。
俺たち世代にとって野球は、現代とは比べ物にならないほど重要だった。休み時間は野球、放課後も野球で過ごし、小学生の高学年になるとチームに所属する者が圧倒的に多かった。もちろん夢はプロ野球選手だ。ちなみに僕は甲子園で活躍してそのままタイガースに入る予定だった。人生とはなかなかうまくいかないものである。
そんな野球世代だからと長期連載を続けているのが、俺たちが野球に夢中だった時代にプロで活躍した選手のインタビューページだ。今回までに28人もの選手にご登場いただいていることになる。大きなテーマとして、記憶の中の “重い一球” を答えていただいていて、毎度「うーむ」とうならされるページである。で、今回ご登場いただいたのが横浜大洋ホエールズのエース、遠藤一彦さんだ。強く記憶に残っている人選である。
横浜ベイスターズに変わってしまったが、俺たちにとっては断然 大洋ホエールズである。ホエールズに限ったことなく多くのチームが改名していて、僕が育った東京荒川区を本拠地にしていた野球チームがあったなんて、ご記憶なさっている方は少ないかもしれない。ロッテオリオンズは僕がガキの頃、東京スタジアムと呼ばれた球場を本拠地にしていたのだ。たまに親父に連れられて行くと球場は信じられないほどガラガラで、選手たちに申し訳ない気持ちになるほどだった。
いやいや、話は遠藤投手だ。彼は江川 卓さんとタメ年の10コ上だ。そしてインタビューでも彼に対する気持ちが強くにじみ出ていて読み物としておもしろい。企画コンセプトでもある “あの一球” に選んだのも江川さんとの投げ合い絡みだ。野球ファンなら知っておきたいストーリーが毎度見えてくる連載は、今回もぜひ深く読み込んでいただきたい。vol.68はまだまだピカピカの最新号として、書店でみなさんを待ってるぞ。ぜひっ!!