梅雨が明けたーっ、夏が来たーっ!! まるで最新号の特集扉で書いたとおりに、「夏が来た。亜熱帯化したようなクソ暑い日々は、おっさんとなった俺たちには迷惑以外の何ものでもないが、なぜか心はワクワクドキドキが止まらない」ぜ。夏生まれの僕にとって、56回目であり57回目の夏はどんなおもひでをくれるだろう。てなわけで (どんなわけで?) 今日も元気に最新号のご紹介となるつぶやき、大編集後記にいかせていただく。
特集はいよいよエピローグだ。当初副編の竹部からのオーダーは、フィールドアスレチックで遊んでくれとのことだった。「いいよ、なんなら水に落っこちちゃうシーンとか、なんでもやるよ」と軽く引き受けた。汚れ役ならドーンと来いだ。が、やがて少々様子が変わってきた。このページを担当してくれた外部ながら頼れる男、ライターであり編集者の宇都宮ミゲルが企画を進めていったからだ。彼は数年前に古民家を購入して田舎暮らしをしていて、その周辺でアウトドアライフ企画にしようとなったのだ。そして極めつけはこのページの次に来る焚き火シーンなのだが、こいつが恥ずかしすぎる。なんだって全国にこのアホヅラをさらしているんだってな後悔をしたところで、宇都宮と副編が決めたことに僕は従うだけの被写体なのだから仕方なしだ。言われるがまま文句を言わずロケを敢行し、こうして出来上がったのだ。
本文に書いたとおり、この日は始発で会社に出て兄弟誌の『昭和50年男』の最終チェックをした。ちなみにこの号は大好評で、ネット内では売れ切れでウチのオンラインショップでも在庫切れとなってしまい、またまた高値の取引になっている。これまたちなみに、同じくご好評いただいた『昭和45年女・1970年女』に関してもプレミアがつき始めているが、こちらはまだ在庫しているから定価で購入してくれっ。
10時過ぎに作業を終えて制作スタッフに託し、急ぎ多摩方面へと向かった。東京駅で美味しい天むすを見つけたのはラッキーだったから、こんなつぶやきも発信した。待ち合わせ場所には、宇都宮と担当の竹部、そしてもう1人、社内スタッフの永嶋までいる。なんだか豪華じゃねーか。カメラマンとも合流して、川遊びを敢行したのだった。
僕はオフロードバイクで山奥に入って人気のない川を見つけては、生まれたまんまの姿になって川に浸かるのが趣味だ。変態である。でもね、川の冷たい水の流れと緑、空からパワーをもらえるからこの趣味はみなさんにもおすすめだぞ。が、よくよく考えれば『昭和40年男』を創刊してからというもの、ほとんどその時間が取れていないことに川遊びをしながら気がついた。本当に久しぶりに大地からのエネルギーを感じて、頭を使うことがあまりないただの被写体という立場もあって、心底楽しい遠足になったのだ。このリラックス効果を忘れかけていた。
だが後日、地獄はやってきた。最終ページのラフを見せられて本文を書くことになったのだ。壮絶な横井さんのページから始まった特集の締めは、それはそれは重かった。短い文章ながら、全力で取り組んだよ。えっ、読んでないって。それは体を張ったおいらが可哀想ってなもんだぜ。週末をビールとともに楽しんでいただきたい。ぜひっ!!