以前もつぶやいたが、昨今の雑誌業界において、このネタで4ページも使って大真面目にお送りする編集部は皆無だろう。もうすぐ次号が発売になるタイミングだが、発売直前の今日の時点では最新号として君臨しているvol.67の連載特集『夢、あふれていた俺たちの時代』で切り取った昭和48年の出来事から、同年10月に放送が始まった『クレクレタコラ』で、脚本家としてデビューした柏原寛司さんにじっくりと話を聞いているのだ。
彼は昭和48年のデビュー以降『傷だらけの天使』や『探偵物語』などのアクション・ハードボイルドから『ルパン三世』などのアニメ作品の脚本にも関わっているから、俺たち世代はずいぶんとお世話になった方だということになる。ここに挙げた作品での取材ならわかるが、よりによって『クレクレタコラ』で取材を受けるとは、きっと柏原さんもびっくり仰天だったのではあるまいか。とはいえ記念すべきデビュー作だったのだから、きっとご本人は悪い気分はしないだろう。僕は現場に付き合えていないが、文章からその様子がうかがえる。
で、今日のビジュアルなのだが、なんとかわいいタコラ (!?) だろう。コロナ対策のマスクがちょっぴり痛々しいが、ここは天祖神社と下丸子児童公園がドッキングしたパワースポットで、毎朝通っては彼に癒されている。そこで今回記事にしてみて、ご本家『クレクレタコラ』との関係性がゼロでないのではないかとふと思った。この我が街タコラをデザインをした方は、『クレクレタコラ』が記憶の残像として残っている僕世代ではあるまいか。もしくは採用した職員が僕世代? そして彼らは最新号を読んで微笑んでいる? な~んてタコラの記事のおかげで、思考の旅に出た僕だった。
記事では、“やばいタイトル&ストーリー” という囲みを作っている。その1つをご紹介しよう。今となっては、子供向け番組で絶対つけられないタイトルの「死んでもらいますの巻」でのストーリーはこうだ。タコラはピラゴンが持つ絵本を欲しがるも、再三返り討ちにあう。日本刀での真剣勝負でついにピラゴンを倒すが、本の中身が酢ダコの作り方だったという、チャンチャン。こんな感じであと3つ掲載しているのだが、それらもぶっ飛んでいるから本誌で再確認してくだされ。「なにいっ、まだ買ってないっ?」ならば今すぐ、9日発売のvol.68と一緒にご購入くだされ。そこか〜っ!!